曇天山行マカラ4〜いいね,その顔いただき!〜

 

なやんだ末に,

青ルートを選んだ。

 

ゴンサマナ,カリアマンガとホテルのある町が2つあるのが決め手だ。

もしカリアマンガの前に心が折れても手前で泊まれる。

あと,車も少ないだろうしね。

 

昨日の「バスで行こう!」はどこへやら,当たり前のように自転車で出発した。

 

カタマヨの町中でいきなり下り。

謎のオブジェのある公園を通り過ぎたときに

 

驚き!こんな小さな公園でもフリーwifi使えるの!?

 

 

まだまだ下り,カタマヨの小さな空港を通過。

 

それにしても,車が全然通らない。

山のふもとの広い土地には,サトウキビ畑が広がっている。

 

川を渡ると,ゆるい登りが始まった。今日も1500mは登るはずだけど,これからかな。

 

この緑に見える部分,全部サトウキビ畑。

標高が低くて晴れているので,半袖でちょうどいい。

久しぶりに日焼け対策をばっちりして走っている。

 

こっちを選んで正解だったかもしれない。

登りがゆるいのでスイスイ進める。

 

登りがゆるいってことは,坂が長いってことだ。

今はカタマヨから8kmだけど,この標識が30kmになるまで登りが続いた。

標高は1400m→2200mの,800mアップ。

それでも車がほとんど通らないので快適に走れた。

見た目なのに花はアサガオ。

植物の写真を撮る余裕もある。

ああ,楽しい。坂は嫌いなのに気持ちいい。また登り中毒が発動している。

 

 

坂の頂上の町に到着。食堂を探していると,学校を見つけた。

人の気配は無いが,入り口が開いているのでおじゃまする。

 

そこは今は使われていない,小学校の廃墟だった。

 

がらんとした教室。かつてはここに机といすを並べて,子どもたちが学習していたのだろう。

「ここ,野宿に良さそう」と思ってしまうのが長距離サイクリスト。

 

掲示物が残されているのが何とも悲しい。

カナダでも何度かやったけど,廃墟野宿って,廃墟と野宿両方楽しめておすすめ。

ちょっと怖いけど。

 

床には,かつて使われていたであろう,教科書が落ちていた。

ボロボロで,もう読まれることはないのだろう,そのうちの1冊,6年生用の教科書ををもらうことにした。

外には,いくつかの遊具が残されていた。

立派な建物なんだから,また何かに使えばいいのに。

あーあ,ここはここでいいけど,エクアドルでも子どものいる学校を見学したいなあ。

学校は毎日見かけるけど,ずっと休みみたいで誰もいないんだよね。

 

 

小さな町の中心にはこれまた立派なスポーツ広場があった。

たくさんの人が集まっている。

中に入ってみると,高校生ぐらいの女の子がフットサルの試合をしていた。

4〜5チームぐらいが集まっていて,何かの大会のようだ。

 

 

そのすぐ近くに小さな食堂があった。

メニューはチキンとポテトだけ。ジュースもついて160円と安い。

そとのベンチに座ってのんびり食べよう。

 

食べていると,左から何者かの視線を感じた。

 

食堂の娘が入り口のかげからこちらをのぞいていた。

「あ,これ,なんかいい」

 

こちらから「オラ!」とあいさつをして,ipadを向けて一枚。

初めて見るアジア人,この子にとって多分,初めての国際交流。

好奇心と恥ずかしさが混じり合っている感じが実にいい。

アラスカからここまでで最高の1枚じゃなかろうか。

 

この後少しだけ話をした。

聞いてみたら,日本もポケモンもドラゴンボールも知らないそうだ。

ハポン,という国の名前だけでも知ってもらえたかな。

 

 

そしてゴンサマナに到着。

小さくて,1泊するにはうってつけの町。

ホテルの前でしばらく悩んだ結果,予定通りカリアマンガを目指すことに。

まだ余裕はある。

 

 

運のいいことに,ゴンサマナから先はほとんど下りだった。

あと25km,長いなあ,と思っていたのに,ゴンサマナから1時間と少しでカリアマンガの手前まで来た。

 

そしてカリアマンガまでの最後の6kmは登り。

日陰で休んでいると,2台の自転車が通り過ぎていった。

 

よし。

大和魂を見せてくれるわ!!

 

この重い荷物を積んだ自転車で,軽そうな2台のMTBを抜かしてやる。

アンデスで鍛えられた脚は伊達じゃない!

 

前の2台とはかなり距離がある。前を行く1台は先に行きすぎて見えない。

それでもいつもよりペースを上げて追いかける。

しかしなかなかの急坂で,ペースを上げようにも上がらない。

それは相手も同じ。頑張りすぎて足をついて休んでいる隙に,1台目を抜かす。

 

しばらく行くと2台目が見えてきた。そこからなかなか差が縮まらない。

それでも,坂が急になるほど相手は遅くなる。

それに合わせてスピードを上げて,町に入る直前で抜かすことができた。

よっしゃ,1位だ!

勝手にレースやってたけど,遊んでいるうちにきつい坂を登りきることができたよ,ありがとう2人とも。

 

 

いやあ,青ルートを選んで大正解!

70kmだから大変だろうと思っていたけど,登りもそこまできつくなくて楽しかった。

 

 

いくつかホテルがある中,1軒目で10ドル,wifi,お湯シャワー付きで即決。

最近,ホテルの値段がグーグルマップだけでわかるようになってきた。

カリアマンガは,ゴンサマナより大きな町だ。

今日はちょうど日曜日なので,多くの店は閉まっている。

 

地方の遊園地みたいな聖堂。

そういえば,今日も思いっきり晴れた。

曇天山行・・タイトル変えようかな。

 

夜は,近くのハンバーガー屋が開いていたので,500円の1番高いバーガーを食べて大満足。

マックだったら1000円ぐらいしそうなボリュームだった。

 

さて,明日だ。明日でエクアドルを走るのは最後。山ともしばらくお別れ。

マカラの標高はおよそ500m,一気に平地へと下ることになる。

 

この時は下りばっかりだから早く着く,と完全に油断していた。

エクアドル最終日,真の青ルートを味わうことになる。

Amazon

サトウにメッセージを送る