山脈堪能クエンカ2〜少しずつ進むのが正解〜

ツイッター「今日は200km走って〇〇の町に着きました!」

はい,フォロー解除。

 

ある本「アメリカ合衆国では道路がきれいだから1日150kmかせげる」

はい,ゴミ箱行き(実際アメリカのキャンプ場に捨てた)

 

 

本でもツイッターでも,旅中に走った距離でイキってる奴がアホ見えて仕方ない。

必死こいて毎日100km以上走って楽しいの?

まあ,落ち着いて考えると,「人それぞれ」だから本人が楽しければいいんだけどね。

「人それぞれ」なんて便利な言葉だろう。

 

自分は,少しずつ進んで,出来るだけ多くの町に泊まりたいと思っている。

 

 

熱とお腹の不調で3泊したアンバトを出る。

出発するかどうか,相当なやんだ。熱は下がって体は動くけど,お腹はまだ治っていない。

食欲はゼロ。朝ごはんはホテルで出るから無理やり食べるけど,次の町リオバンバまでは60kmで1000m以上登る。

 

それでも,自転車に乗っていればそのうち治るだろうと思い,出発。

 

タイトルにした町クエンカまでは,これまで以上に山山山。山の中を進むことになる。

特に後半,道がギザギザしすぎていて,地図で見るだけでげんなりする。

 

まずはリオバンバまで何とかたどり着こう。

出発直後・・・

 

ふざけんなよアンバト野郎!

 

これまで町中の坂で1番苦しんだのはカナダのカムループスだけど,軽く更新。

ホテルからアンバトの出口までに500m以上登らせやがった。

町中で車の量が多い上にずっと登り。きらいな町って少ないのに,1つ増えてしまった。

 

その後は何もない山道を3500mまで登って,700m下ってリオバンバへ。

また雨に降られたので写真はないけど,無事にホテルにたどり着いた。

 

お腹は空かないけど何か食べなきゃ!と思って中華屋に入る。

まずい!エクアドルの中華はまずい!

 

次の日。

まだまだお腹は治らないけど進む。

今日は45km走って,グアモテという町まで行く。

久しぶりに,パンアメリカハイウェイとはちがう道を走る。

 

登りは大変かもしれないけど,車が少なそうだからのんびり走れそうだ。

 

朝は食べたくないけど,食べないと走れないのでおしゃれパン屋に入る。

 

サンドイッチとチョコレートでゆうがなひと時を過ごす。

温かい飲み物は久しぶりなので,ゆっくりしすぎて10時になってしまった。

 

 

 

エクアドルは田舎道でもしっかり道路になっている。ここが中米との大きなちがい。

種まきをしている人にカメラを向けたらポーズをとってくれた。

「アミーゴ!」と手をふり合う。この道を選んでよかった,楽しい。

 

山でも,土地をフル活用して畑にしている。

このあたりは一面のトウモロコシ畑。

 

道は登りだけど,休みながら少しずつ。

 

 

重要

アンバトで3日休んだことで,脚がさらなる覚醒をとげた。

もういくら登っても,筋肉の痛みがない。

 

運動のきつさ=息の苦しさ+筋肉の痛さ

 

ゆっくり登っているかぎりは息もきれないので,登りでも1つもつらくない。

うそ,登りであるという事実のせいで少しはきつい。

 

まあ,いくら楽になろうが,

登りは大嫌いです。

 

 

むむ,こいつは・・ロバだ!

これまで馬はたくさん見てきたけど,ロバは初めてだ。

何のために飼っているのだろう,やっぱり物を運ぶのかな。

 

 

そして登って下って,また登ってという,45kmとは思えないしんどいコースを終えて・・

よっしゃ,グアモテに到着!

予約してあるホテルへと向かう。

 

線路がある。っていうか人多いな!

 

え,何,祭か何かやってるの?

民族衣装を着た人がたくさん。というか,ほとんどの人が着ている。

後になって,これは特別な服じゃなくて,ふだんから着ているものだということがわかった。

 

 

通りを埋めつくすように店がならんでいる。

マーケットが開かれているようだ。こいつはすげえ,後でゆっくり見に来よう。

 

どの通りもこんな感じになっていて,とてもにぎやかだ。久しぶりにわくわくする。

この町には泊まること以外,何も期待してなかったからうれしい。

 

ホテルは15ドルで朝ごはん付き。とてもふんいきのいいところだった。

ホテルのコスパは南米が世界一なんじゃない?

 

昼は食べたくないから何も食べていないけど,マーケットを見に出かける。

全体として,服を売っている店が多い。

写真のように適当に積み上げられているけど,売れるのかね・・。

 

えっと,これはね・・何だろう。

 

その場で服をぬっていた。

しかもこれ,足踏みミシン!

足でペダルをふんで,糸車を回す。いまだに現役なんだ!

3年生の昔のくらしで出てくるような道具だよ,これ。

 

いやあ,迷路のようなマーケットだったな。

こういうのに出会えるから,少しずつ進んで,いろんな町に泊まるのがいいんだ。

たくさん進むと,そのぶんたくさんの町を通り過ぎることになるからね。

 

相変わらずお腹の調子は悪いけど,面白いものが見られてよかった。

頭にはいつも「大腸がん」「病院」「帰国」という,無駄な不安があるけど,旅を楽しむ元気が復活してきた。

 

明日は下りが多い日。次もいい町でありますように。

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