猛暑再来ペレイラ2〜イラでイライラ,うまくいかないからこそ〜

リゾート地,ラ・ピンタダを出発。

この街の標高は700mと少し。これまでに比べて暑すぎた。

ホテルは安くて部屋が広かったけど,あの暑さじゃエアコンがないときびしい。

暑すぎて,またなかなか眠れなかった。

 

あまりいい印象のないラ・ピンタダは,カウカ川の下流にある。

今日からはこの川にそって進んでいく。

下流から上流に向かう道,もちろん登りだ。

 

今日の目的地は,イラという小さな町。

道のりは64km。昨日より長いけど,大きな山や峠はないので,よゆうで行けるだろう。

 

出発。天気はくもり。

太陽が出ていないだけでありがたい。

左にカウカ川,周囲には一面の緑。

森の中を走っているようだ・・と書くと気分が良さそうだけど,

ずっとゆるく登っている。

今のところ,平地はほぼゼロ。

登っている時間がほとんどなので,北米大陸よりスピードは大きく落ちる。

1時間に10kmぐらいしか進めない。

 

さらに!

工事しまくり地獄。片側通行なので止まらなければならない。

日本だと数十秒,長くても1〜2分でこっちの番になるけど,

 

10〜15分は当たり前

 

未だに,どういうシステムでやってるのかがわからない。

最初はイライラしていたけど,3kmおきぐらいに何度も止められるので,仕方ないので,一度自転車をおりて休憩している。

登り+工事のコンボをくらい,大して進んでいないのにどんどん時がすぎていく。

 

 

やっとの思いで昼。30kmしか走っていないのにエネルギーがもう切れそう。

塩味のスープがしみる・・・。

と思ったらまだ出てきた!

料理は中米に似ていて,米がついてくるのがうれしい。

ただし揚げバナナ,てめーはダメだ。

これにコーラをつけて,全部で450円。

高くもなく安くもなくってところかな。

 

 

午後も登りは続く。

おっ,下りだ!と思ったらすぐに終わってまた登る。

そして工事にぶち当たる。その繰り返し。

 

大型のサービスエリアに,たくさんのバスが停まっていた。

広いレストランは大混雑。

道はしんどいけど,補給や休憩をする場所がたくさんあるのが,コロンビアのいいところだ。

話しかけてくれた夫婦。

奥さんが英語を話せたので,スペイン語と英語を混ぜて自己紹介をした。

今回は,人と関わることを意識していきたい。

正直ストレスになることもあるけど,結局旅の思い出の多くは,人と関わったことなんだよね。

 

そうそう,そう言えば,

スペイン語上達したよ!

帰国していた3ヶ月の間,1日30分と決めて,アプリを中心に勉強をした。

するとあら不思議,前よりだいぶ話せるじゃありませんか。

30分でも続けることに意味があるんだね,知ってた知ってた。

 

さて,イラまであと少し!

 

中米ほどじゃないけど牛もしっかりいる。

頭だけ色のちがうトカゲを発見。

2匹いるよ。見つけられるかな?

 

ま,写真とるぐらいの余裕はあるんでさあ。

 

 

そして午後4時!

出発から6時間半かけて,ようやくイラに到着!

平均時速10kmいってないじゃん,何がよゆうだよ,超しんどかった・・。

小さな町でただ一つのホテルを訪ねると・・・

 

「そこ,もうやってないぞ」

近くにいたイケメンが教えてくれた。

 

これはやっべえぞ。

 

イケメンに他にホテルは無いか聞くと,少し戻ったところにあるそうなので行ってみる。

たしかにあった。グーグルマップにのってないなんて,めずらしいな。

ほっとして受付に行く。

 

「部屋ある?」

「もういっぱいなのよ」

 

 

2度希望が打ち砕かれたとき,何が生まれるか。

怒りである。

 

ホテルのお母さんが何か言っているが,サトウのスペイン語力では聞き取れない。

「わかったよ,もうその辺の道で寝るしかないね・・」

と言ってホテルを去ろうとする。

自転車をけりとばしたい気持ちを必死におさえて,サドルにまたがろうとするが,ヘルメットをホテルに忘れていたことに気がついた。

取りに戻ったついでに,ダメ元でお願いしてみる。

 

「空いてる場所にテントを張らせてくれない?」

「私はさっきそれを言ったのよ!」

 

ええ?

あ,

そういうことだったのね!

パナマでも似たようなことやっちまったのを思い出す。

→似たようなこと

 

受付とレストランをかねている建物の2階部分,広いけど完全にオープンエアーな場所を使わせてもらえることになった。

お値段8000ペソ=260円ぐらい。

安全が確保されたよろこびを自撮りで表現せずにはいられなかった。

目の前にカウカ川が流れていて,眺めは最高。

 

ちなみにホテルは受付から坂を登ったところの建物。

プールでは家族づれが遊んでいた。

気になって聞いてみた。

 

「部屋はいくらなの?」

「20000ペソ(=670円)よ」

安っ。

 

さすがにwifiは使えなかったので,街の公園へ。

コロンビアでこの看板がある場所は,フリーwifiゾーン。

名前と年齢と2〜3の質問の答えを入れて登録すれば,コロンビア中のwifiゾーンが使えるようになる。

質問はスペイン語でよくわからなかったから,全部「otra(その他)」にしたけど普通に登録できた。

こんな小さな町にもしっかりあるのが驚きだ。しかも速い。

日本マジでがんばれよ,フリーwifiとか言っていちいちメールアドレスとか登録させるんじゃねえっての!

 

公園は,町の人が何人もいて,座っておしゃべりをしていた。

その中に小さい子どもが一人。

周りに親らしき人はいない。

「名前は何て言うの?」

「お母さんかお父さんはどこにいるの?」

と聞いたら,ペットボトルで楽しそうに自転車を叩いてきたので

 

「NO!」

追い払った。

その後,ご飯を食べて戻るといなかったから家に帰ったんだろう。

 

夜ごはんはパン屋。

パン屋のコスパが良すぎる。これにコーラで200円いかない。

フライドチキンがケンタッキ◯よりも食べられるところがたくさんあってうれしい。明日の朝もここで決まり。

 

暗くなる前,6時半にホテルに戻る。

北米旅ののMVP漫画「かぐや様は告らせたい」を1〜14巻まで読み終えるとやることがなくなり,数ヶ月ぶりのテントに入った。

もう30周以上読んでるけど,やっぱり113話が1番笑えるなあ,と思いながら目を閉じる。

 

しかし

 

・・・固い。

・・・うるさい。

 

コンクリートの床は固く,エアーマットがあっても大変寝心地が悪い。

さらに道路がすぐそばなので,大型のトラックやバスの音がテントを直撃する。

だあああ!こんなんで寝られるわけねえだろ!!

 

結局,車の音に起こされ続けてあまり眠れませんでしたとさ。

いつになったら安眠できるんだ・・・。

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