革新都市メデジン1〜想像をこえる坂の街〜

2019年6月15日。

前回の出発からちょうど1年,世界科学習第2部の幕開けだ。

今回は,メキシコシティで乗りかえて,コロンビアのメデジンまで飛んだ。

 

日本から12時間,メキシコシティの空港に着いて空気を吸った瞬間,

 

「ああ,帰ってきたんだ」

 

感じたのは,なつかしさだった。

たった3ヶ月しかいなかったのに,そこがふるさとであるかのように思えたのだ。

いや,少しちがうな。私はてないきっと,メキシコという場所ではなく

旅という国に帰ってきたんだ。

 

 

コロンビアには夜の11時30分に着いて,入国やら荷物の受け取りやらにいつも通り時間がかかり,タクシーでホテルに着いたのは1時近くだった。

アラスカについたのもこのぐらいの時刻だったな。

でも今回は,前回と比べて気持ちがはるかに落ち着いている。

いいスタートが切れそうだ。

 

翌朝。

コロンビアと日本の時差は14時間。日本の方が進んでいる。

時差ボケであまり眠れずに朝を迎えた。

やることは1つ,自転車を組み立てる。

タイヤに空気を入れるが,機内食以来,何も体に入れていないので思うように力が入らない。水すら飲んでいなかった。

 

ホテルのとなりに小さな店があったので朝ごはんを買う。

全部で300円。パンにはハム,チーズ,ひき肉がたっぷり入っていた。

コロンビアの物価はかなり安そうだ。

 

腹ごしらえをすませて,出発できるように荷物をまとめる。

9時半にチェックアウトして,南米の第一歩を踏み出した。

 

 

 

初日の今日は,メデジンまで行く。

メデジンの空港から市街は,山ひとつはなれている。

道のりにすると30〜40kmだ。

山をよける道もあるけど,早く体を山道に慣らしたいので,山のど真ん中を抜けるルートを選んだ。

 

 

山をこえるから,前半は登りで,後半は下りになるだろう。

全部で30kmだから,慣らしにはちょうどいい。

 

しばらく登ると,

自転車には関係ないけど料金所があった。

この山の上にあるサンタエレナという小さな町は,花で有名らしい。

何でも7月の終わりには花のお祭りがあるそうで,世界中から観光客が集まるようだ。

 

休憩を入れながら,どんどん登っていく。

3ヶ月ぶりの山道だけど,自転車をより登り向きにしてもらったおかげで,ゆっくりだけど少しずつ確実に登れる。決して楽ではないけど。

 

のろのろ登っている間,20をこえるサイクリストに抜かされた。

中米ではスポーツサイクルをほとんど見かけなかったけど,コロンビアでは日本よりたくさんいそうだ。

 

標高が2500mに届くころ,サンタエレナに着いた。

大都市メデジンに近いからかもしれないけど,この小さい町,村といった方があっているかもしれないところにこんな立派な建物があった。

コロンビアはけっこう裕福な国なのかもしれない。

 

入り口には花のオブジェ。さすがは花の町。

 

 

今日は日曜日。サンタエレナはたくさんの観光客であふれていた。

よし,昼はここで食べよう。

 

 

サイクリストが多いためか,駐輪場がしっかりある。助かるぜ。

 

小さなスーパーでパンを探す。

12個入りのチーズパン100円。

丸い茶色の食べ物を見つけた。

屋台のおじさんに「これ何?」と聞くと,「揚げたパンだよ,チーズ味さ!」

と言われたので買った。2個で30円。

 

コロンビア安い!

 

ちなみに,コロンビアのお金はコロンビアペソ。

今は,1円=33コロンビアペソ

今日の昼ご飯は4000コロンビアペソで,130円ちょいってことだ。

 

サンタエレナを出ると,そこからはもうずっと下りだった。

まだ半分も来ていないのに。そっか,今日は下りの方が長いのか。

ラッキー,テンション上がるぜ!

 

下っていると,メデジンが見えてきた。

「山の中なのにこんな大都市が!」

高いビルかたくさん見える。

何より,山の間にあるとは思えないほど街が広い。

 

山の上から,これから走る道を見下ろすのは,最高の気分だ。

 

山はいい。自然のほとんど全てがつまっている。

これまでも絶景は,必ずと言っていいほど山とセットだった。

 

 

1000mぐらい下って,メデジンの街に入った。

建物は全部レンガ色でそろっている。

 

しかしどこまで下るんだこれ。

交通量が多いのでブレーキをかけっぱなしだ。

もしかしたら,ここは,サンフランシスコをこえる坂の街かもしれない。

 

街中のアップダウンがありすぎて,見ているだけでげんなりする。

住んだら足腰は強くなりそうだけどね。

 

さらに下って行くと,ごみごみした感じになってきた。

街の中心,セントロが近い。

今日のホテルはセントロにあるきれいなホテル。

Booking.comのホリデーサービスで,2泊で3000円だ。

 

そして,1時前にはホテルに着いてしまった。

いやあ,楽だった。

何が楽かって,

暑くない!

 

メデジンは常春。

年間を通して20度ぐらいの日が続くのでとても暮らしやすい。

南米では住みたい街ランキング1位だそうだ,すげえ。

サトウにとって暑さは天敵。

逆に,暑くなければ無敵だ。

いくら山が多くても,楽しく走れそうだ。

 

 

しかし

部屋のベッドに寝転がると,そのまま夕方まで起き上がれなくなる。

まだ体がコロンビア時間になってない!

明日のために情報を集めたかったのに・・・

 

 

メデジンには2〜3日いる予定です。

明日は,メデジンの革新的な交通機関を使って

悪魔の岩と呼ばれる

ラ・ピエドラ・エル・ぺニョールに行きます!

Amazon

サトウにメッセージを送る