パナマ編 中米制覇パナマシティ5~言葉が通じないということ~

アントンを出発。

 

地図で見ると,   まで行けそうだけど,手前に14ドルのホテルがあるので,のんびり行くことにした。

 

でもここ・・ちょっとあやしい。

コスタリカでは,地図ではベッドのマークなのに泊まるところではない,ということが何度もあった。

ここも名前にホテルがついていないし,大丈夫かな・・・

 

と思って調べていると,ネットから予約ができそうだ。

いつも使っているのはBooking.com。このサイトに登録されているなら安心だ。

 

 

 

小さな村や,道路沿いのスーパーで見かける女性は,民族衣装のような服を着ている人が多い。

 

これを着ているのは,ノベブグレ族という民族で,もう通り過ぎてしまった,ダビッドを中心としたチリキ県に多く住んでいるようだ。

日本に住んでいると,民族(みんぞく)ってよくわからないと思う。

日本の北海道にも,アイヌ民族という人々が今でも暮らしている。聞いたことあるかな?

 

 

 

今日の目的地,チャメという小さな町に到着。

 

 

泊まるのは,赤丸をつけたヴィラフォルタレサ。ホテルではなく,ウェルネスセンターとなっている。

 

なんだそりゃ。

 

でも,Booking.comで予約できたから,まちがいはないはずだ。

 

 

入ってみると,そこは健康センターにホステルがついているようなところだった。

ロビーには,日本の薬局のように薬がおいてあったり,健康についての本がおいてあった。

 

スタッフは英語が話せたし,カードも使える。

そして,部屋に入ると,不安がふきとんだ。

 

 

 

さすがは健康センター,きれいなドミトリーだ。もちろんエアコン付き。

しかも,

 

なんとここを一人で使える!

圧倒的幸せ・・・!

 

 

夜は,久しぶりに自炊をした。

もうすぐ帰国なので,非常食のラーメンと野菜の缶詰を食べた。

 

 

 

次の日。

今日は50km走って,パナマシティの1つ手前のラ・チョレラへ。

 

道は意外と登りがあったけど,道のりは短いのでいつも通り進めた。

 

ラ・チョレラ,この町で経験した小さなことは,自分にとっては大きいことだったのかもしれない。

 

 

 

 

予約しておいたホテルに入り,いつものようにwifiのパスワードを聞くと,

 

「このホテルでは今,wifiが使えないのよ」

 

という意味のことを言われた気がした。

いやいや!!

 

「あのホテルなら使えるわよ」

 

と,少しはなれたところを紹介された。

当然,昨日調べていて知っている。ここより高いところだ。

ネットができて安いからここを予約したのに!

向こうのホテルに行けというのか!

 

 

 

・・・このままでは終われない。

中米の人はなんていいかげんなんだ。

 

 

一度,話を切り上げて,紹介されたホテルに行き,ロビーでwifiだけ使わせてもらった。

何をしたかというと,さっきのホテルにスペイン語でクレームを言うために,翻訳アプリを使ったのだ。

 

 

今見ても,アプリには調べた言葉が残っている。

 

元のホテルにもどって,このような言葉を伝えた。

 

だけど自分は,伝えることはできるけど,相手が何を言っているのかわからない。

わからないけど,きっと受付の女性は,wifiは使えないと言い続けているような気がした。

 

 

その後も「なっとくできない!」と伝え続ける。日本人を甘く見られている気がしたので,引き下がるつもりはなかった。

 

 

でも,

 

それはサトウの予想はまちがっていた。

 

結局は,こういうことだったのだ。

 

 

「あのホテルも私が経営しているから,同じ値段で向こうに泊まっていいわよ」

 

 

わずかに知っているスペイン語と,相手のジェスチャー,表情からそれがわかった。

なんということだ。

すぐにでもここから逃げ出したい気持ちになった。

この受付の女性は,はじめから親切にしてくれていたのだ。

 

 

それにもかかわらず,

中米の人はいいかげん

という,差別ともいえる思い込みで,「なっとくできない」という文句を言い続けてしまった。

 

申し訳ない,はずかしい。スペイン語を話せないことがくやしい。

これまで話せなくても全然平気だったのに,ここに来て,言葉の大切さに気付いた。

 

 

受付の女性に,わかるかぎりのごめんなさいとありがとうを言うと,安心したような笑顔を返してくれた。

おかげでその夜は,すてきな部屋で,wifiもばっちり使えて,かいてきに過ごすことができた。

 

 

 

ああ,外国の言葉を話せるように,聞いてわかるようになりたい。

でないと,これからもずっと相手の言っていることを予想し続け,思い込み続けるだろう。

この気持ちをわすれないうちに,学習を始めよう。

 

日本に帰ったらスペイン語を学ぼう。

そう心に決め,中米の終点,パナマシティに向けて走り出した。

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