メキシコ編 墨国首都メキシコシティ3〜理想と現実〜

日本人宿ってのはさ,

みんな旅人で,

すぐ仲良くなれて,

いろんな情報を交かんし合って,

一緒にご飯食べに行って・・そういうもんだと思ってたよ。

 

 

 

寝袋にくるまって眠った次の日。

昨日ほどではないけど,朝は冬の寒さだった。

 

スギさんから聞いた,メキシコシティの日本人宿「サンフェルナンド館」

もうシティは目の前だ。

 

今日も道は,何度も丘をこえるアップダウン。

それでも,ようやく首都に着けるよろこびが,ペダルを軽くする。

 

周りがだんだん都会になってくる。それとともに,車の量が一気にふえる。

メキシコの多くのドライバーは自転車をよけてくれるけど,油断しているとぶつかってしまいそうだ。

 

ちなみに,信号のない交差点で歩行者が渡ろうとしていると,日本よりよっぽど止まってくれる。

 

 

いよいよシティに入る。

信号が多い。道がふくざつ,一方通行ばっかり。

 

 

なっかなか進まない!!

反対車線は大じゅうたい。

 

 

 

 

 

いつに間にか太陽が顔を出していて,長そででは暑くなってきた。

 

 

そしてシティに入って2時間,ようやくサンフェルナンド館にたどり着いた。

市内のほぼ中央にあって,どこへ観光へ行くにもアクセスしやすそうだ。

 

入り口のメキシコ人に,日本人ですよ,と言うと,

 

「日本人?入り口はあっちだよ」

 

と言われた。

え,ここにもサンフェルナンド館って書いてあるじゃん。

 

 

案内されたのは,本当にここ?って感じの場所。

近くにいた,従業員らしいメキシコ人に話かけると・・・

 

 

「トモダチ!トモダチ!」

 

 

と言って中に案内してくれた。どうやらここで正解のようだ。

扉をくぐると・・・

おお,日本語だ!!

 

共有スペースには,5〜6人の男女がいた。

 

 

 

 

 

 

あれ?

 

 

 

なんか

 

 

 

変だぞ

 

 

 

 

 

空気がおかしい。別におかしくないんだろうけど,想像していたのと全然ちがう。

何だろう,何かとにている。

 

 

そうだ,

 

 

常連ばかりがいる個人経営の居酒屋に,勇気を出して入った時の,あの感じだ。

(子どもにはわかりづらいけど,これがぴったりなんだ!)

 

 

 

一言で言うと,よそよそしい。

 

 

 

 

「あ〜,こんにちは〜,自転車!?すげえっすね」

 

みたいなノリを想像していた自分としては,おどろいたというより,とまどった。

 

従業員にほぼスペイン語で説明を受けて,ほとんどわからなかったけど,とりあえず自分のベッドが決まった。同じ部屋にベッドは5つ。他の人は出かけているようで部屋には自分一人だ。

 

 

 

荷物を置いて,考える。

 

 

 

 

よそよそしいのは雰囲気だけで,そもそも雰囲気なんてサトウのかんちがいで,フレンドリーに話しかければ,そこから話が広がって仲良くなれるかも。

アジェンデでも,ケレタロでも,すぐ友達になれたしね!

 

 

 

 

「人は,自分を写すかがみ」

 

 

まずは,自分がフレンドリーにならないと。

小学校の先生だったころ,いつも心にとめていた言葉を信じ,部屋を出た。

 

 

5〜6人の集団の話の切れ目をうかがって・・・今だ!

 

 

「こんにちは〜,私サトウって言います。自転車で世界一周してます。みなさんもご旅行ですか?」

 

「あ,はい・・・」

 

 

え?

 

 

 

「お名前うかがってもよろしいですか?」

 

・・・・シーン。

 

あ,あれ?

 

 

 

「あ,私たち明日ここ出るんで・・・」

 

 

 

 

 

はあああああああああ!?

何,今の流れ,なんかまちがってた?

名前聞いちゃいけないの!?

 

 

 

その後,旅行の期間や行った場所について少しは話したけど,名前を教えてくれなかった時点でサトウの心も閉じてしまったので,それほど盛り上がらず終了。

 

 

 

 

 

宿,変えたいな・・・

 

 

 

 

楽しみにしていたサンフェルナンド館。

部屋で1人落ち込んでいると,外では再び話に花が咲いていた・・・。

 

 

 

後から聞いてみると,ここは長く泊まっている人が多いそうだ。

旅行者だけではなく,メキシコシティで働いている人が多い。

その人たちでもう仲のいいグループができていて,新入りは受け付けていない。

 

 

それが,始めに感じた空気の正体だった。

もちろん,悪い人たちじゃないだろうけど。

 

 

 

 

宿にいても仕方ないので,街へ出た。

メキシコシティには,カメラ屋街,バイク屋街,というように,専門店が集まっている場所がある。

その中には,自転車屋街もあると聞いていたので,行ってみることにした。

 

しかし,ほしいタイヤ,シュワルベの「マラソン」は見つからず,予備のチューブを2本買って帰っただけだった。

 

 

 

 

サンフェルナンド館にもどると,部屋に人がいた。

 

 

その人は,ワタルさんと言った。

短い有給を使ってメキシコに来たようで,行きたいレストランがあるようだ。

一緒に行ってくれる人を探してるけど,他の人に断られちゃって・・・とのことだったので,

 

 

「一緒に行きましょう!」

 

 

やっぱり,こうでなくっちゃ!

実はサトウは,さっき出かけたときにトルタスを食べてけっこうお腹いっぱいなんだけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

だれかと食べれば心がいっぱい!

 

ワタルさんがたのんだのは「モレ」と言って,鳥肉にチョコレートベースのソースがかかっている,伝統料理の一つだ。

 

 

サトウはケサディーヤ。芸がない。

 

 

飲んでいるのは,メキシコ生まれのカクテル,ミチェラーダ。

 

ビール+塩+ライム+ソース+コップのふちの辛い何か=ミチェラーダ

 

このレストランは観光客向けで,ソース味が弱くて飲みやすかった。

 

 

 

 

 

ワタルさんは明日グアナファトに行って,またメキシコシティに戻ってくるみたいだ。

もう一度会えるといいな。

 

 

 

その後,部屋に戻ってからは,同室の人たちとは普通に自己紹介をし合った。

プロボクサーや,プロレス挑戦者,いろんな人がいて面白い!

 

 

 

そして何より,日本語が話せるオーナー,アドリアーナさんが超親切!!

 

 

 

まあ,明日もここでいいか。

 

 

メキシコシティでの予定

・タイヤをかえる

・テオティワカンに行く

・街中を観光する

 

 

 

 

〈今日のスペイン語〉

Donde esta el bano (ドンデ・エスタ・エル・バーニョ)

トイレはどこですか?

 

旅行で必ず使うよね。Dondeがどこ,el banoがトイレだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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