メキシコ編 港湾海都マサトラン4〜心も足止めロスモチス〜

さんざんだったエルカリソのホテルを出発。

お腹の調子は最悪だ。

でもここにはいたくないので,48km走って,大きな街ロスモチスまで行ってしまおう。

 

50km足らずだから何とかいける・・・が間違いだった。

 

 

 

道から見えるのは山。開けた景色で気持ちがいいはず,元気なら。

 

お腹がゴロゴロ,それだけじゃなくて,体全体がだるい。

 

今日も写真を撮る余裕がない。

 

 

たった48kmだったけど,この旅でトップクラスの辛さだった。

ロスモチスで一番はじめに見つけたホテルに入り,値段など気にせずチェックイン。

 

きれいなホテルで部屋も広く,そのままほとんど何も食べずに2泊した。

 

 

体が悪くなると心も悪くなるわけで。

 

 

 

 

思い返せば,インペリアルバレーの40度の日差しの中を走ったときに,心は死んでいた。

それからは走っていても全然楽しくないし,メキシコに入国したという達成感も無かった。

日差しの中,汗と塩にまみれ,ただ前に進み,機械のように次の街を目指すだけ。

かと言って,あれだけ「世界一周します!」と周りに言っておいて,ここで帰るつもりはない。

 

 

 

いっそ,事件に巻き込まれたり,交通事故にあってしまえば,全て終わりにできるのに。

そんなことすら考えた。

 

 

 

 

 

やっと手にした夢,世界自転車旅行。

きらきらした毎日が続いていくのだと思っていたけど,現実はちがった。

今日100km走っても,また明日は1から始まる。それの繰り返し。

 

 

 

それがまだ4ヶ月だ。この先やっていけるの?

 

 

 

 

 

 

 

ロスモチス3泊目。少し調子は良くなったけど,まだ万全ではないので今日も休む。

5kmぐらい進んだところの,値段のわりにいい感じのホテル。

 

この日も部屋でだらだら過ごした。

 

 

 

いろいろ考えたけど,やっぱり前に進むしかない。

自転車旅行って,基本的に苦しいことなんだ。それを受け入れよう。

そして,その苦しい中から,きらきら光る宝物を自分で見つけていくんだ。

 

 

なんだ,普通の生活と変わらないじゃないか。

 

 

 

ということで,3泊分休んで,心も体も復活しました。

自分のしずんだ心を,どう引き上げればいいかを知るって大事だね。

一度引き上げたら,次はしずみにくくなるかな?

 

 

 

さて,明日は病み上がりだけど長く走るぞ!

 

 

 

あと,どうしてかははっきりしないけど,できるだけお金を節約しよう!

という気持ちが無くなった。

好きなものを食べて,好きなところに泊まっていこう。

 

 

旅における「守」の段階が終わったのかもしれないな。

 

 

 

 

 

 

 

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