US編 山岳砂漠モハーヴェ〜ここまでありがとうシュワルベ〜

山越え。

登りが続くのにはなれたけど,山を登るとわかっている朝は落ち着かない。

 

自転車のトラブルがあればなおさらだ。

 

 

朝起きて自転車のチェックをすると・・・

 

あれ,タイヤこんなに細かったっけ。

後輪の空気が抜けていた。パンクだ。

 

 

数々の自転車旅行者が愛用している,シュワルベ社の「マラソン」というタイヤ。

1万キロ走れると言われていて,これまで一度もトラブルなく走ってきた。

ここに来て,初めてのパンクだ。ここまでよくがんばってくれた。

 

 

チューブの交換をし,スポークも1本折れていたので交換する。

予定より30分遅れて出発した。

 

 

10マイル走って,山道に入る。

ちょっと下ってまた登る道。やっぱり写真だと伝わりづらいね。

前より楽に登れるようになったけど,きついことに変わりはない。

けれど,時計の標高が少しずつ上がっていくのがうれしい。

 

600m地点で,日陰を見つけて休憩する。ずっと日なたにいると熱中症になるぐらいには暑い。

 

交換した後のタイヤをさわってみると・・・

 

 

グニュ

 

 

 

「空気ぬけとるやないかーい!!」

 

 

 

せっかく修理したのに,何がいけなかったのだろうか。

もう替えのチューブは無い。パンク修理の道具も,次の町で買おうと思っていたので無い。

 

空気を入れてみると,すぐに抜けるわけではないようだ。

こういうパンクを,スローパンクという。

 

 

「だましだまし,行くしかないか・・・」

 

 

こうなるとけずられるのが心だ。

パンクをしたまま走っているという現実は重いストレスとなる。

しかしもう31才,自分の心のコントロールの仕方は分かっている。

 

 

つらいことや,自分にとって大きなミスをした時,必ずこう言い聞かせるんだ。

 

 

「自分を一番苦しめているのは自分」

 

自分が良い方に良い方に,うまくいく方向に考えればそれで心は軽くなる。

 

パンクごときで,と自分でも思うけど,大抵の悩みはこれで解消してきた。

 

 

 

 

テハチャピの町に到着。よし,自転車店までもう少しだ!

この町はロードバイクがよく走っているなあ,と思っていると・・・

 

 

 

 

イベントの日だった。

何だろう,近くにテハチャピ山があるから,そこまで行って帰ってくる,ライドイベントかな。

インフォメーションで聞いてみると,自転車店もブースを出しているそうなので,行ってみた。

 

 

 

 

 

店の人は,イベントでの仕事があると言いながらも,パンク修理を一緒にやってくれた。

 

どうやら,小さな植物のとげがたくさんタイヤにささっていたのが原因だったようだ。

 

 

 

これは大きくて目立つやつ。後ろのタイヤだけで10本以上ささっていた。

タイヤ自体がかなりすり減っていたから,中のチューブまでとげが届いちゃったのだろう。

ロサンゼルスで,タイヤを交換しよう。マラソンはこれまで十分にはたらいてくれた。

 

 

ばっちり直すと,もう空気は抜けなくなった。安心して再出発。

 

 

 

 

 

 

この町から,フリーウェイを走れなくなった。

別の道をさらに登り,標高は1400mに達した。

ここが今日の最高地点。風車を使って電気を作っているんだよ。

とても風が強いけど,追い風なので味方だ!

 

 

 

ここからは,下り。1400→700mまで一気に下る。

楽しすぎて動画をとりながら下った。

 

周囲はこんな景色が広がっている。たまに家があるのが驚き。近くに町はあるけども。

 

砂漠って一口に言っても,いろいろあるんだね。

砂だらけのラクダが歩いているような砂漠を想像しがちだけど。

 

 

松に似た木がたくさん生えていた。

 

 

 

 

この日泊まったのはロザモンドという町。

こんな砂漠にも30kmおきぐらいにしっかりした町があるのが驚きだ。

スーパーマーケットはもちろん,マックやスタバもあって,欲しいものは何でも手に入る。

 

 

いやしかし,USは目まぐるしく景色が変わるね。

海,山,川,湖,谷,平地,砂漠。見られない自然風景は無いんじゃないの?

 

 

というとことで,モハーヴェ砂漠は,それほど苦しまずに通過できました!

覚悟していたわりには余裕で,自信がついた!

・・・近々,もう1つの砂漠が出てくるんだけどね。

 

 

次回は,ついにロサンゼルスに到着します!

 

次回,「玉石混淆ロサンゼルス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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