カナダ編 対日建設アラスカハイウェイ4〜サンドイッチを頂きます!〜

温泉近くのキャンプ場まで147kmを走った次の日,今日は110km走って,マンチョウレイクという湖をこえる予定だ。

朝,ベンチでネットをしていると,

 

「今日はどこまで行くんだ?」

 

昨日少し話をしたキャンプ場の職員,スモーキーが声をかけてきた。

 

サトウ「マンチョウレイクをこえるんだ」

スモーキー「○△※☆★」

理解できなかったけどスモーキーが何かを言って,売店に入り,しばらくしてふくろを持って出てきた。

 

中には売り物の,大きなサンドイッチが3つも。

 

サトウ「くれるの!?」

スモーキー「もちろんさ」

サトウ「めちゃめちゃうれしい!ありがとう,いつもおなかが空いているんだ!」

スモーキー「ははは,もっといるかい?」

 

追加で2つ入れてくれた。

 

何と言うことだ,

 

何と言うことだ!!

 

涙があふれそうになった。

 

スモーキー「タダでいいからコーヒー飲んでいきなよ。あっ,よかったらジュース一本持って行って」

 

コーヒーを淹れてもらい,さらにコーラまでもらい,ウキウキでスタートするのだった。

 

 

 

マンチョウレイクの周辺は国立公園になっていて,道がせまく,本格的な登り坂がふえてきた。

ときどき立ち止まっておいしいサンドイッチを食べながら進むと・・・

 

 

マンチョウレイク!

水の色はエメラルドグリーン。これだ,カナダではこの色を見たかったんだ!

天国のような景色に,しばらく見とれる。

波打ち際がエメラルドと白のグラデーションになっていて一番きれいだ。

 

 

その後,久しぶりの峠越え。ずっと登ってずっと下る。きついけど,登り終わったときの達成感は,自転車でしか味わえない。

 

 

頭の中では「シャカリキ」と「弱虫ペダル」の熱い場面を思い出し続けて登る。

 

 

 

夕方,目的地のポプラキャンプ場に到着。一面芝生だ!!20ドルと,このあたりでは安い方。

テントを張ってネットをしていると,キャンプ場の奥さんがオフィス兼自宅から出てきた。

 

 

奥さん「自転車で来たのね,お茶飲む?」

サトウ「いいんですか?いただきます!」

奥さん「夕食まだでしょう,サンドイッチも作ってあげるわ」

サトウ「え,え,本当に!?うれしいです!」

 

またもやサンドイッチである。しばらくして出てきたのは・・・

 

うわ,うまそう!全部手作りだ!

 

中の肉は衣をつけて軽く油であげてある,うまいにきまってるじゃんこんなの!!

 

奥さん「パンはうちで焼いたのよ」

サトウ「すげええええええ!!!」

 

 

温かくて,お腹も心もいっぱいになった。

 

デザートにマフィンも持ってきてくれた。おかげで今日は食料を1つも使わなかった。

 

サトウ「My stomach and heart was satisfied by your sandwich.」

 

人から食べ物のほどこしを受けたときは,いつもこう言うようにしている。

 

お腹も心もいっぱいになりました,と。

 

お礼に,折り紙で2羽のツルを折った。

 

 

 

 

次の日

 

今日はアラスカハイウェイの頂点,サミットレイクを越える。

かなりの登りが予想されるけど,サンドイッチパワーで乗り越えるぞ!!

登りで疲れそうなので今日進むのは80km。

このあたりは,馬の牧場が多い。何のために育てているのかな。

 

 

道はと言うと・・・

 

峠だなあ,と思うずっと前から登りは始まっている。上のような道が一番いや。

 

40kmをすぎたあたりで,きつめの登りが見えてきた。登るならやっぱりわかりやすい坂だ!

 

 

山のはしっこをぐいぐい登り続ける。景色がすごいし,どんどん登っていく実感があるから嫌じゃない。

何より,きついとかくごしていたのに,思ったよりきつくない!!

 

 

 

山羊もおうえんしてくれている!!ひょいひょいがけを登っていくのを見た。

 

 

 

こんな峠,箱根のほうが3倍きつかったぜ!!

 

 

 

 

見えた!サミットレイク!サミットは,「頂上」という意味だ。

 

 

アラスカハイウェイの一番高いところにあるキャンプ場。

自転車で旅をしようと思っているみなさん,この辺りの登りは日本の峠に比べれば軽いので,安心してきてくださいね。

 

 

登った後は下って,どんどん下って,20kmぐらい下り続けたら,目的地のキャンプ場に着いた。

 

 

オーナーは町に行っているらしく,犬が留守番をしていた。食べ物に興味津々。

料金は明日の朝払えばいいそうだ。

 

 

まだ3時すぎで,進もうかまよったけど,峠を越えたのでここでおしまい。

 

 

弱虫ペダルを読んでゆっくりすごした。

 

 

ちなみに気づいたかな!?

 

題名の「サンドイッチを頂きます!」は,あいさつの「いただきます」と,山の頂上を意味する「頂き」をかけているんだよ,説明しちゃうのはかっこ悪いけどね。

 

 

 

 

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