アラスカ編 孤峰絶岸デナリ2 〜人生で一番濃い一日〜

最初なので1日ごとに分けて更新しているけど,そのうち旅になれて,何日か分をまとめることになる。

 

2日目。午前7時に目が覚めた。今日は準備をして,次の町,ワシラまで行く予定だ。

 

宿でwifiが使えたので,インターネットでアンカレジについて調べると,

 

スーパーマーケット(ウォルマート)は朝5時からやっている。

REIというアウトドア用品店がある。

ワシラまでは60〜70km

 

ということがわかった。

まずは当面の食料を買いにウォルマートへ←写真が無い。

 

大きなパスタ2袋と,朝ごはんとしてよくわからない海苔巻き,バナナ。

調味料として,塩。パスタのためのトマトソース。

4リットルの水と,1リットルのスポーツドリンクを買った。

 

そして,10時になってすぐにREIに行った。

ここで買ったものは,

熊げきたいスプレー 49ドル←たっか

強力虫よけスプレー   12ドル

バーナー用ガス          9ドル

 

熊げきたいスプレーは,店員さんに使い方を教えてもらった。トウガラシか何かの成分で熊を追い払うらしい。風向きを考えず,自分が食らったら大変だ。

 

 

この店は,自転車がとてもじゅうじつしている。

そして,自転車のブレーキを直せないことを伝えると,

 

「店の中にもってきてください」

スキンヘッドの店員さんは,手早くブレーキの調節をした。しかし・・・

 

サ「まだブレーキがホイールに当たってシュッシュッと音がするんです・・・」

ス「あ〜,これはホイールに振れがあるね」

 

 

振れとは。簡単に言うと,ホイールがまっすぐ回らなくなってしまうことだ。

 

一応,直す道具は持っている。

 

 

ス「直すから,店の中を見て回っててください」

 

 

そう言われたけど心配で,近くに座ってネットをしながら作業を見ていた。

ちなみにアメリカは,店ならきほんてきにどこでもフリーwifiが使える。

日本はwifi後進国なんだなあと実感。

 

 

数分後

 

 

 

「よし,できましたよ」

 

ホイールを回してみると,おお,まっすぐ回っていてブレーキに当たらない!

 

 

「いいね,ありがとう!」

 

 

そう言って,自転車から外したバッグを手に取ると

 

 

サ「あれ,ここ昨日こわれたはず・・・・」

 

こわれていたはずの大切な部品は,出発前のように元どおりになっていた。

 

 

顔を上げると,スキンヘッドはニコニコ笑っていた。

 

 

 

サ「You are awesome!!   You look like GOD!!!!!」

 

 

 

自転車について心配なことが一気に無くなり,思わず大声で言ってしまった。

 

 

(あ,でもここ,大きな店だから修理のお金けっこうかかるかも・・・)

サ「ハ,How much are these?」(この2つでいくら?)

おそるおそる聞いてみると・・・

 

 

 

 

 

スキンヘッドは,首を横に振ってこう言った

ス「Have  a  nice  trip!」

 

 

 

スキンヘッドなんて書いてしまったけど,名前を聞いて,いっしょに写真でもとってもらえばよかったな。本当に,本当に助かった。

 

 

 

 

濃い1日はまだまだ続く。

 

 

準備を終えて,いよいよワシラ へ出発。日本でいう高速道路みたいな道を自転車も走ることができて,広い路肩をせっせと走って行く。

 

 

走り出せばこっちのもの。道路は日本とそう変わらない。ひらすら前に進むだけだ。

遠くに見えるアラスカの山々は,頂上に行くにつれて雪におおわれていて,ここが地球の一番北のほうなのだと教えてくれる。

 

そして60km,目的地であるワシラ に到着。

まだたった60kmだけど,それっぽいのがあったから写真をとった。

 

さて,キャンプ場を探そうかと思いながら進んでいると・・・

どこまで言ってもキャンプ場がない。さらに先に進むが,見つからない。

そしてとうとうワシラ を通り過ぎてしまった。

 

まだ時間によゆうはある。5kmぐらいもどって,マクドナルドの店員さんに聞くと,すぐにスマホで調べてくれた。ちなみにこのマック,店員が普通に席に座ってハンバーガーを食べていた。

どうやら近くの湖の近くにキャンプ場があるらしい。

 

というか,マックはwifiが使えるんだから自分で調べればよかった!

お礼じゃないけどフローズンラテみたいなものを注文して,頭キーンとなる。

 

Ipadで地図を出し,その通りの場所に行くと,

「インターホンがこわれているのでノックしてください」

何度もノックすると,やっと50代くらいの女性が出てきた。

 

サ「ここはキャンプ場ですよね?」

 

女「ちがいます」

 

 

えーーーーーっ!地図のとおり来たし,なんかきれいな芝生あるじゃん!

 

地図を見せると,

 

女「ああ,ここね。わかったわ,入って」

家の中で,正しい場所について地図を書いて説明してくれた。

 

説明は半分くらいしかわからなかったけど,地図はわかった。

 

そして,キャンプ場を探し始めてから3時間,ようやく着くことができた。

 

お金の払い方を,車で来ていたイケメン2人に教えてもらい,ようやくテントを張ることができた。

 

そして,海外初の自炊。

 

その味は・・・・・

 

 

 

う〜ん,中の下!

 

 

食べ終わって,youtube用の動画をとると,雨が降って来た。

 

すぐにテントで寝ようと思ったが,相変わらず心配なことをぐるぐるぐるぐる考えて,結局寝入ったのは1時間。でも,ゆっくりできたから体は回復した。

 

 

 

思い出してみると,自転車を直してもらったのとワシラでキャンプ場を探したのが同じ日とは思えない。

 

 

 

2日目は,まちがいなく,人生で一番濃い一日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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